金型用語辞典
あ行
アイドル idle 主に順送型において、成形加工しないステージ(遊び)のことを言う。前後のステージの機構設計を考慮する場合や、検出装置を設ける手段で取り入れられることが多い。

イノベーション innovation
1. 技術革新や新しい機軸を指す。
2 .巾広いネットワークでの新製品開発や、新しい素材の研究開発、画期的な生産システムの導入、新しいマーケットの開拓などよって、経済効果が波及される大要。
エア‐コンプレッサー air compressor
空気をある気圧以上に圧縮する機械。エアー源がもとになる工作機械は最高気圧数値が異なるので注意が必要。型式として遠心・往復・回転方式がある。

NC装置 numerical control unit
工作機械を数値制御し、システム化を可能にした装置。プログラムからサーボ機構に指令することにより自由自在に稼動出来る。産業用ロボットにも応用されている。
オンリーワン・テクノロジー only one technology
独創性が有り、他と比べても唯一である技術
か行
金型 metal mold
ものを大量に作る手段、成形技術
金型メンター metal mold mentor
信頼できる金型業界の専門家
金型管理番号 metal mold control number
弊社独自に管理する番号を金型に明記し、金型製作履歴や保守など記録、保管。
カム cam
プレス上下運動を多軸(多方向)に変位できる構造をもつ。通常、上型にドライバ(矢)を取り付け、スライドを下型に取り付ける。これらの構成を一般にカムと呼ぶ。
傾斜角度による移動量と運動が終えるタイミングが重要となる。
基準位置 reference place
材料を加工する基準を決める点または面。この位置を守ることで設計を含め、組み立て、分解の工程が高効率化できる。また、後々の変更に即対応可能。
業縮・簡素型 industry condensation simplicity metal mold
当社開発の金型。業縮(ぎょうしゅく)⇒今までの経験・実績(業=わざ)を凝縮、簡素化で低コスト実現、仮型としても併用可
クリティカルマスの法則 clitical mass
匠を目指す分岐点。ある一定のレベルに達すると急速に技量・技能ともに高成長する法則。元々、マーケティング用語の由来
クラフトマンシップ craftsman ship
熟練した職人の技、匠
クリアランス clearance
ダイとパンチの隙間の距離を云う。抜き型で板厚の10%以下。
コア・コンピタンス core competence
強み。他に真似できない中心(核)となる技術力。弊社はリデュースプレスモールドプロセス。
コイルフィーダ coil feeder
材料を巻き状にしたコイル材がレベラ(矯正ローラ)を通りプレス加工のワンストローク毎、ワンピッチ(一定の送り数値)で送り出す機械。順送型やトランスファ型と併設して自動連続加工が可能となる。
工程短縮金型 reduce mold process
金型の通常かかる工程を研究開発によって短縮・削減できる技術。
さ行
順送型 progressive die 材料が自動で送り込まれ、一定寸法送りで工程別に成形し、順番に完成品になって排出される構造を持つ金型。金型設計の実績ノウハウが常に重点に置かれる。

シャンク shank プレス機にセット後、スライドに上型を保持する円柱形状の部品。一般に、80tクラス仕様までの金型に取り付ける場合が多い。通常Φ50使用、Φ38などあるがスリーブなど用い他のプレス機と併用することもある。
ショックライン shock line
曲げ、絞り工程によって極限に塑性された筋のような打痕傷。プレス加工瞬間時に起きるパンチ(ダイ)の衝撃的な跡傷となることが多い。R部またはクリアランスをさらに大きく取ることによって軽減できる。
しわ押さえ pad(blank holder)
絞り成形時に生じるしわを抑えるプレートを指す。絞りの深さ、材料の特性によってバネ式からダイクッション式へと判別される。一般に次工程でしわの部分がトリムされる事象も考察することがポイントとなる。
スクラップ処理 scrap processing
プレス加工において、切断や穴明けによって抜き落とされる不要なスクラップの排出方法。金型に付属するカッタ処理やスクラップシュートまたは、コンベア搬出方法、他、振動によってスクラップを取り出す装置も有る。
スケルトン skeleton
順送型の現物の製品レイアウトを示す。製品が穴明けから成形され、完成までの工程の様子が観察できる。また、骨状に見えるさまを云う。
三現主義 three reality principle
「現場・現実・現物」にこだわる取り組み。机上計算で計れない要因を探り、解決できる手法。製造業ならではの洞察力が問われる。⇒見える化
た行
ダイハイト die height
プレス機での製品(成形品)ができる金型のみの高さを言う。
下死点での金型の高さ。プレス仕様の重要ポイントになる。
ダイブロック die block
ダイをインサート式に分割する入れ子のこと。
ダイブロックだけ熱処理できる利点が有る。
ダイボタン die button
丸状のダイの入れ子。ミスミ製が代表。一般にツバ付、ストレート形状の種類が有る。
ボタンダイとも云う。
打痕 wound
キズとわかる模様状もの。目視が一般的であるが、精密な製品によってはミクロ的基準があるので品質レベルチェックを行う必要性が有る。
タレットパンチプレス turret punch press
現場用語で『タレパン』と略して呼ばれる。多くの異なった刃先(パンチ)を円弧状に配置し、テーブル上に定尺材をクランプし、NC制御により随時プレス加工する。多品種少量生産向きの対応として使われる場合が多い。
ツーリング tooling
切削工具を固定保持するツールホルダ(保持工具)の呼称。コレットホルダー、ミーリングチャックなどが代表的なツーリング。
な行
ナレッジマネジメント knowledge management
知識管理=KMとも呼ばれる。経営組織を創造的に向上させるための管理手法。
数値化しにくい経験値やノウハウの「暗黙知」をデータ化「形式知」に変換し、さらに環境を含めた全体の「集合知」に到達するプロセスを管理できる。
ナンバーワン・テクノロジー number one technology
あらゆる競合の技術に勝るテクノロジー
ノベルティ・シーキング novelty seeking
新しく探求する行動力や新しい分野を探索できるマンパワー力を云う。
金型業界のイノベーションには欠かさない要素
は行
微調整 fine-tuning
最終仕上げのこと。職人の勘所。わざ。
VE/VA value engineering/value analysis
VEは価値工学を示し、VAは価値分析を表す。VAは現行製品の付加価値を見出すのに対して、VEは商品開発段階から効率のよい機能や高品質を考慮した取り組み。
価値(V)=機能(F)/原価(C)で表され、例えば多機能でコストを下げれば高い付加価値が得られる。
ファンダメンタル・テクノロジー fundamental technology
基盤技術のこと。基本となる技術そのもの。
金型は経済産業省の法律の下で、『中小企業のものづくり基盤技術』の20からなる分野の1区分に認定されている。
縁切り trimming
絞り工程を終えた後に、余った肉代を切り落とすこと。素材の寸法はこの余肉を含めることが必要。トリミングとも言う。
歩留まり go through rate
素材からのプレス品の取り数または比率。量産化の傾向が高い程、材料費用を定量的に考察する必要がある。
部品表 parts list
構成されているすべての部品を一覧に表したもの。品番、名称、個数などを明記し、熱処理、手配先などを表示することにより外注先の管理などができる利便性がある。
フランジ fange
断面形状がL形のものを示し、つばとも呼ばれる。立ち壁と表現し、わかりやすく伝えることも有る。
プレス機 press machine
金型を取り付け、上下運動の負荷によって、成形加工する機械。
代表的な機構形式は、油圧や空気圧、水圧、または機械的クランク式に大別される。
昨今では、任意の位置、状態で制御できるサーボプレスが有る。

ボルスター bolster
プレス機の下側ベッドの部分。金型を積載する所。プレスの能力により寸法が異なる。
プレス仕様には欠かせないキーワード。
パイロットパンチ pilot punch
素材位置決めに使うパーツ。最初の段階(ステージ)で穴を明けた後、パイロットパンチによりガイドの役割を行う。精密な製品によるが下穴径とパイロット径の隙間は径で
0.05~0.1程度。先端形状は円錐形と断面を輪切りした形に大別される。
パンチ punch
素材に圧力を負荷することによって形状を加工する金型の部品、ダイに相反する機構部品。
バリ burr
カエリとも云う。概して、素材をパンチで上から下へ抜く場合、開いた穴は破断面を越え、わずかの縁の肉が下方向に突出する現象。抜きカスは反対に上バリとなる。
品質管理 quality control
ユーザーの満足する品質を確認する手段または達成する手法。
ま行
マシニングセンター machining center
自動工具交換装置(ATC)が付いており、被加工物を多面的に加工できる無人自動の稼動可能な数値制御(NC)工作機械の呼称。
あらゆる加工ができる複合的な工作機械。

マシンバイス machine vise
工作機械のベット上に設置し、加工を行う材料を把握する機器を云う。マシニングセンターなどでは高精度で締付力が安定した条件選定が必要。

見える化 visualization
現場の要因が現実的な問題として常に見えているかと云うこと。発生原因に対してすぐに対処できる仕組み。⇒三現主義
や行
ら行
ラジアルボール盤 radial drilling machine
主柱(コラム)を機軸としフレーム旋回することからラジアル(半径)と呼び、ドリル、タップ加工できる大型ボール盤。
大きな加工物を固定し、ハンドル付き操作主軸を自在に穴位置まで移動することが出来る。また、作業ベット面が大きい為、金型組み付け作業などにも利便性がある。

リデュースプレスモールドプロセス reduce press mold process
製品、素材、製作工程、生産効率、付加価値を省資源エネルギーのエコ(環境・経済的)視点から改善を繰り返し、工程数を短縮・削減する方向性を持つ新規性のある弊社独自の技術。

ロボット金型 robot die mold
フィンガーを持つ自動に搬送できる(ラインスペーサー)無人システムの金型を云う。
わ行
ワイヤカット放電加工機 wire-cut electrical discharge machine
主に真鍮の材質の細いワイヤ線が、加工物の間隙に放電現象を起こし、プログラミングされた形状をNC制御によって無人で切断加工する。外形抜き型や穴明け型の刃先をテーパ加工する加工方法の他、部品の加工機としての用途は広い。
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